FabCafe Nagoya レポート

「名古屋共創会議vol.3」を開催

2021年3月23日(火)FabCafe Nagoyaにて、名古屋におけるオープンコラボレーションの可能性を探求するシリーズイベント「名古屋共創会議vol.3」を開催しました。今回のテーマは、「中小企業のデザイン経営」における5つの特徴のひとつ「共創のコミュニティをつくる」。

スピーカーにお招きしたのは、中小の家具メーカーを中心とした家具のものづくりコミュニティ「1518(いちごいちはち)」の発起人であり、ノーリツイス代表取締役の青木照護さんと、デザイナーの横関亮太さんです。

これまでコミュニティの活動によって数々のビジネスやムーブメントを生み出してきたFabCafeの事例もご紹介しながら、これからの生産・消費・流通の形はどうなるのか、新規事業と組織理解についてなど、多くの事業担当者が悩む課題について、リアルな議論が繰り広げられました。

本イベントのレポート(詳細)はこちらからご覧ください。

「コミュニティはビジネスを生み出せるか?〜中小企業だからできる「Made by Community」のものづくり〜」(株式会社ロフトワークホームページ)

 

「1518」は、複数社が協力してプロダクトを開発する体制をつくることで、「技術力」や「機動力」など中小企業の強みを活かしながら、足りない部分はコミュニティで補完し、1社では実現できない生産の仕組みを実現しています。また、「1518」は“作り手”と“使い手”が意見を出し合いながら一緒にものづくりをしていく「Made by Community」がコンセプト。ユーザーだけでなく、デザイナーもコミュニティに加わり“使い手”目線のものづくりをすることで、新たな価値を生み出しています。

東海地区には、優れた技術力を誇る多くの中小企業が存在します。リソースに限界があり、なかなか一歩を踏み出せない企業にとって、「1518」の取り組みは、新たな可能性を示しているのではないでしょうか。

 

同イベント内では、「コミュニティに参加する価値」について、個人にとっては「普段の自分の活動領域とは異なる人や技術と出会えること」、組織にとっては「コミュニティに参加した人がそこで得たこと、感じたことを組織に持ち帰ることで、会社の文化を変えていくきっかけがつくれること」と語られました。

「FabCafe」には、様々なコミュニティが存在し、イベントも随時開催しています。多様な人や技術と出会うことで新たな気づきが生まれるかもしれません。ぜひあなたも、FabCafe Nagoyaに足を運んでみませんか?

 

今後のイベント情報はこちらから

「FabCafe Nagoya」 ホームページ

一覧に戻る